アパレル派遣の時給の相場はいくらぐらい?
派遣社員として働くとアルバイトやパートに比べて時給が高いことが知られていますが、アパレルの場合にはどのくらいが相場なのでしょうか。稼ぎたいという人にとっては切実な問題で、今までずっとアルバイトやパートで働いてきた人の場合には派遣社員になるかどうかを決める上でも重要な点でしょう。
アパレル販売の仕事の平均時給とは
アパレルでは、販売職として働く人材が正社員以外からもよく確保されています。事務職や企画職などの募集はほとんどないので、以下では販売職を例にとってどのくらいの給料で働いているのかを説明していきます。
アパレル販売の仕事では平均時給が全国で見ると1400円程度になっていて、幅としては1200円~1500円とされています。この金額が高いのかどうかという疑問があるかもしれませんが、アルバイトやパートに比べるとかなり高めです。アルバイトやパートの場合には平均的には900円くらいで、850円~1000円で雇われていることがほとんどです。
単純に考えると同じ時間働くことができたらアルバイトやパートの1.5倍くらい稼げるということになります。他の業界の販売職よりも相場が高めになっているのも確かで、一般的には1200円程度が平均額なのに比べると200円も高くなっています。
これはアパレル販売の仕事では高い接客力が求められることが原因で、その分だけ募集の際にしっかりとした選考を実施しているのが一般的です。面接を受けるときにはきちんと身だしなみを整え、言葉遣いにも注意しつつ、マナーを守った対応をすることが求められると考えておきましょう。
ファッションセンスや化粧の仕方なども評価点になっていることが多いので、十分に準備をして面接にチャレンジする必要があります。このように採用される時点でもハードルが高いことから給与水準も高くなっているのです。
派遣先による違いには注意しよう
アパレル販売の仕事では、派遣先の企業にも候補がたくさんあります。どの会社に所属しているかによって候補にも違いがあるのは確かですが、大手企業を中心として中小企業からの募集も豊富にあるのが一般的です。どのくらい稼げるかはどの企業の現場で働くかによっても大きな違いがあるので注意しましょう。
全体的な傾向としては高級ブランドになるほど時給の相場が高めになっています。大手ブランド企業を候補にすると稼ぎやすく、中小企業のマイナーなブランドの販売に携わる場合にはやや稼ぎにくくなるというのが基本です。
経済力的に大手企業のほうが人件費を出せるという面もありますが、ブランドによる付加価値で高く商品を売れることから人件費を十分に確保できるのがもっと大きな理由になっています。
ただし、その分だけ顧客層も富裕層になるので高いレベルの接客ができなければなりません。万が一にも粗相があってはならないので面接も一層厳しくなります。ハイブランドの大手企業ほど、高い接客力を求められる現場での販売職の経験がある人しか採用しない傾向があります。
ホテルや旅館などで経験を積んだ人でも優遇されることがありますが、ファミリーレストランやファーストフードなどでの経験では認めてくれないことが多いので注意しましょう。
昇給を受けられる可能性はあるのか
時給は、所属先の会社と派遣先の企業との間で協議して決められるのが一般的です。期間中に昇給することはないのが原則ですが、契約を更新するときや新しいところで働くときには、以前よりも高い時給で働ける可能性があります。特に経験を重視する傾向が強いため、何度もアパレル販売の仕事を経験していると高めにしてくれることもあります。
実際には2000円近いような時給で働いている人もいるので、経験を積んで交渉していくのは大切なことです。期間が満了する頃になったら派遣会社の担当者と交渉をしてみるようにしましょう。昇給を受けられるかどうかは次にどこで働くかによっても左右されます。
あまり高くすると採用してもらえないリスクもありますが、担当者がきちんとした相場観を持っているので心配はありません。経験の年数や内容に応じた適正額を提示してくれるでしょう。企業との交渉は担当者がおこなってくれるので、派遣社員としては担当者と話し合ってみるのが大切です。
アパレル業界では平均時給が1400円程度になっていて、範囲としては1200円~1500円くらいになっています。アルバイトやパートの場合には900円前後というのが一般的なので、1.5倍くらい稼ぐことができるのが魅力です。
ただ、大手企業で働くことができると高めの給料で福利厚生も受けられることがあるものの、中小企業で働くと給料も低めで福利厚生も特に受けられない傾向があるので注意しましょう。経験を積んで高いレベルの接客ができるという定評があると時給が高めになるので、担当者と交渉して昇給してもらえるように努力しましょう。