アパレルショップのレジ対応は難しい?失敗しないためのポイントは?
レジ対応は、お金を扱う大切な場所でありミスが許されません。ミスをすると、お客さんやお店にも迷惑をかけてしまいます。しかし、アパレルショップのレジ対応は特殊で難しいともいわれているのです。この記事では、アパレルショップのレジ対応で失敗しないためにはどうすればよいのか、失敗しないためのポイントについて解説します。
そもそもアパレルショップのレジ対応が難しいとは本当なのか
アパレルショップのレジ作業は、難しく特殊だといわれています。なぜそのようにいわれるのでしょうか?
それは、多くのアパレルショップが一人一客体制を採用しており、来店客ひとりに対して、スタッフひとりがつき、接客からお会計まですべてを担当しているからです。
もちろん、このような体制を採用していないブランドやお店も存在します。たとえば、ファストファッション店やアウトレット店のような、人が多く集まるお店では当てはまらないケースもあるのです。
しかし、大抵のブランドの場合一人一客体制を採用しているケースがほとんど。次項では、アパレルショップにおける一人一客体制のレジ対応の流れについて詳しくご紹介します。
お見送りまでスムーズに!レジ対応の流れとは
ここでは、アパレルショップのレジでの基本的な流れについて紹介します。細かなルールは店舗によって異なりますが、基本的な流れはどの店舗でも同じです。
アパレル派遣として働く方やレジ作業を行う方は、以下の流れを覚えておきましょう。
接客後はそのままレジへ案内する
お客さんが商品を選び終えたら、スムーズにレジへと誘導しましょう。
レジ対応は単なるお金の受け渡しではありません。会計中にも会話を続け、お客さんが最後まで気持ちよくお買い物できるように心がけましょう。会話を楽しみながら、現金の授受やクレジットカードの処理など、お会計を進めていきます。
また、ほかの方がレジを待っていないか確認し、お待たせしているときは、接客トークを続けながらも手際よくお会計を進める必要があります。
包むのに時間がかかる場合は臨機応変な対応を
数量やデザインによっては、服やアイテムの包装に時間がかかる場合があります。その際は、お客さんと会話を続けながら包装を進めましょう。
ほかに待っている人がいる場合には、お詫びの一言を添えつつ、できる限り迅速かつていねいに包装を行いましょう。
お店の入り口までお見送り
お会計が終了したら、商品をもち、お店の入り口までお見送りします。商品を手渡す際に、「本日はご来店ありがとうございました」と感謝の言葉を心から伝えることが大切です。
お見送りは、次回の来店につながる重要な要素なので、流れ作業で済ませず、お客さんに合わせたていねいなサービスを提供しましょう。
レジで失敗しないためのポイント
アパレルショップに限らず、レジ対応は多くの人にとってプレッシャーに感じるものです。クレームを受けたくないというプレッシャーは心理的に大きな負担となります。
しかし、アパレル派遣で働くなら、レジ対応は避けてとおれないもの。ここでは、ミスを最小限に抑えながら、レジ対応をスムーズに行うためのポイントをご紹介します。
商品の点数やサイズを確認
お会計を進める前に、必ず商品の点数やカラーが正しいか確認しましょう。「サイズやカラーはお間違いないでしょうか」と声をかけ、実際に確認してもらうとより失敗を防げます。
とくに洋服はサイズが合っているかが重要です。試着した商品をそのまま購入するという場合でも、確認は欠かせません。確認を怠ってしまうと、サイズが合わないといった事態に発展する恐れがあります。
これが原因でクレームが発生し、貴重な売上やお客さんとの信頼関係が水の泡になることもあります。確認はやりすぎなくらいでちょうどよいと考えておきましょう!
商品の検品を欠かさない
じつは、アパレル業界でもっとも多いクレームは商品の不備に関するものです。たとえば、洋服に糸のほつれがある、ファスナー部分が壊れていた、バッグにゴミが入っているなどが挙げられます。
これらの問題は、レジにとおす前に検品を行っていれば未然に防げるクレームです。もちろん、ほとんどの店舗では商品の入荷時に検品を行っていますが、それだけでは安心できません。
レジ対応の際にも改めて商品を再検品し、不備がないか確認しましょう。何度も検品することにより、お客さんの満足度を高め、クレームを回避できます。
最後までていねいな言葉遣いと笑顔を忘れずに
レジ対応に慣れていない初心者の場合、金額や手続きについ集中しすぎてしまい、お客さんへの対応が不愛想に見えてしまうことがあります。正確に作業することは大切ですが、お客さん対応も同様に大切です。
相手の目を見て、ていねいな言葉遣いと笑顔を心がけましょう。そうしなければ、相手は急に不愛想にされたと感じたり、「お金を払ったあとは知らんふりなのね」と解釈されてしまいかねません。
これでは次回の来店が望めなくなるか、最悪の場合クレームが発生する可能性があります。アパレルの仕事とは、レジ対応だけではなく、いかにお客さんに気持ちよくお買い物を楽しんでもらえるかが重要です。その使命を忘れず、笑顔と親切な態度を心がけましょう。
まとめ
アパレルショップのレジ対応は一般的に一人一客体制が採用されており、他業界と比べて特殊です。接客からお会計、お見送りまで、気持ちよくお買い物を体験を提供するために、注意すべきポイントがいくつもあります。
アパレルショップでのレジ作業は、お客さんとのコミュニケーションがカギです。次回の来店につなげるために、心温まる接客を心がけましょう。