アパレル派遣での接客のコツやトーク術をご紹介!
アパレル販売の派遣は、洋服に携わる仕事がしたい人にとっては魅力的な職種といえます。アパレルショップやショッピングセンターなど、働く場所はさまざまですが、接客のコツを掴むのは大変です。そこで今回はアパレル販売の接客のコツについて解説します。コツを理解していれば働きやすさも変わってくるので、働く前に確認しておきましょう。
声かけをなによりも大切にしなくてはならない
アパレル派遣では、なによりも接客のときの声かけが大切です。なぜなら、来店したお客様に声かけが失敗してしまうと、すぐにお店を出ていってしまう可能性がありますし、不快な思いをさせてしまうかもしれません。積極的に声をかければいい、とにかく洋服を売り込めばいいというわけではありません。お客様の購入意欲を引き出せるかどうかは、接客時の最初の声かけにかかっているのです。
まずは、洋服を売り込むよりも正しい挨拶を心がけるようにしましょう。挨拶もしないでいきなり商品を紹介されても、お客様からすると、礼儀がなっていないと感じられ、購入には至らないでしょう。お客様が来店したらまずは笑顔で挨拶をするようにします。そして、話し方は店の雰囲気にあわせるようにしましょう。
アパレルショップは、店によって雰囲気が全く違います。カジュアルなタイプを多く扱うところでは、気さくなフレンドリーな話し方をしたほうがお客様も緊張しませんし、フォーマルなファッションを取り扱う店では、落ち着いた清楚な話し方のほうが好まれます。
接客のコツとは、お客様にとって居心地がいい空間を作り出すことなのです。そのためには、話し方や声の抑揚などを意識することが大切です。そして、声をかけるタイミングを逃さないようにしましょう。来店していきなり声をかけてはお客様が逃げてしまう可能性があります。
購入に繋がるための接客のポイント
アパレル派遣は、お客様に「購入したい」と思ってもらうことが大切です。そのために意識しなくてはいけないのが、お客様との距離感です。近づいたほうがお客様の心を掴めるのではないかと考えている人もいますが少し違います。人には自分だけの空間というものがあります。この空間は「パーソナルスペース」と呼ばれ、親しい人とでも一定の距離を保ちたいのです。
どれだけ親しげに話しかけたとしても、お客様が不快に感じては意味がありません。パーソナルスペースは、ビジネスの場合約120センチは必要です。この距離を保って接客することで、お客様は安心して購入するかどうかを考えられるのです。
もし、接客のときにピッタリくっついていれば、お客様からすると、なかなか他の服を見られなかったり、気楽に選べなくなったりしてしまいます。お客様が聞いてもいないのに「この色が似合う」とか、「このデザインが似合う」と勧めるのは避けるようにしましょう。
そして、お客様に服を勧めるときには必ず数点のアイテムを用意して、お客様に選ばせるようにしましょう。そのときに、お客様と談笑をしながら、普段の好みのファッションや最近購入したものを聞き出すと、よりお客様が満足するファッションをおすすめしやすくなります。好みの色や好きな芸能人のことなどを聞いておき、お客様が思わず購入したくなる一品を勧めましょう。
注意点について前もって確認しておくことが大切
どれだけ素敵なファッションを勧めても、接客で悪いイメージがついてしまっては元も子もありません。そして、お客様に対して失礼な言動があったときには、2度と来店してくれないことがあります。購入意欲をかきたてると思って言った言葉が、実は逆効果になっている可能性があります。
それは、無闇に誉めることです。人は誉められると嬉しくなり、気分がよくなれば購入意欲も高まります。しかしあまりにも誉めすぎると、お客様からすればわざとらしく感じてしまうのです。お客様に対して誉めるときには、ほどほどを心がけるようにしましょう。自然体の口調や態度を心がけ、できるだけオーバーに感じないようにします。単に「似合う」という言葉だけではなく、似合う点について具体的に説明するようにします。
アパレル派遣の仕事は、お客様が心地いい環境で、気軽に洋服が選べるようにすることです。そのためには、お客様が不快に感じない話し方を心がけるようにしましょう。店の雰囲気によって、気さくな話し方や落ち着いた話し方を変えるようにして、お客様の購入意欲をかきたてます。
そして、お客様にはあまり接近しないで、一定の距離を保つようにしましょう。購入してもらいたいがために、お客様のことを誉めすぎるとマイナス効果に繋がる可能性があります。お客様が不自然に感じないように、単に似合っていると誉めるだけではなく、どこが似合っているのかなどについて詳しく説明するようにしましょう。販売するコツやポイントをあらかじめおさえてから接客をするようにするだけで、結果に大きく影響する可能性があります。