アパレル業の派遣のシフトって?土日休みは無理?
アパレル業界では近年、派遣社員という雇用形態の割合がとても増えています。
どうしてそのような雇用形態が増えているのかなぜ正社員ではないのか、その雇用形態のメリット・デメリットについてご紹介します。
派遣社員の働き方、メリットはある?
派遣社員のイメージとして、給与が正社員より少ない・長期的な就業に繋がらないというマイナスなイメージがあります。しかし、柔軟な働き方を臨む人やステップアップに繋げたい人にはおすすめできる働き方です。
アパレル業界は離職率がとても高く、常に人員不足の問題を抱えています。そのため、賃金が安く、即戦力になる人員を求めています。正社員を雇うとなると1から教育をしなくてはならず、人件費も時間もかかります。
しかし、派遣社員の場合は派遣会社が採用・研修を行うため採用活動にかかる手間の面でも大幅に楽です。給与の面でも殆どが時給制や日給制なので、正社員よりは人件費を抑えられます。そういった点で、正社員より採用されやすいということがメリットとして挙げられます。
また、女性の場合は働いていく上で、結婚・妊娠出産・子育てという問題にぶつかることがあります。「出産・育児を経ても社会で働きたい」「正社員だと育児との両立が難しいが、パートだと経済的に厳しい」などの問題を解決してくれるのがこの雇用形態です。
正社員としてバリバリ働くか、または収入は減るが働きやすいパート勤務をするか、その中間の雇用形態が派遣社員です。正社員ほどの責任・仕事量はありませんが、アルバイトよりは十分な収入が得られることが家庭を大事にしたい女性にとって、一番のメリットといえます。
アパレル業で派遣社員として働くメリットは?
アパレル業界で働くメリットは、一言で言うと「働きやすさ」にあります。 派遣社員と聞くと、給与の面で正社員より劣るのでは?と思われがちです。しかし、会社にもよりますが、アパレル業界は少し特殊で正社員でもボーナスが出るところは少ないです。
もちろん正社員の方が給与は上がりますが、働き方を正社員の様な時間スケジュールにすると、年収の差はあまり無いということになります。結果、派遣社員は求められる仕事量や責任は正社員ほどないにも関わらず、正社員とさほど変わらない年収をもらうことができるということになります。
アパレル業は意外にも体力仕事です。立ち仕事であると同時に、サービス残業が多い職種です。そんな中でも派遣社員は正社員よりも責任のある仕事は、良くも悪くもあまりまわってきません。キャリアアップを目指す人には向かない雇用形態ではありますが、サービス残業をすることも少なく、かつ給与はアルバイトよりもあがり、仕事もプライベートもどっちも大切にしたいという方向けの働き方といえます。
また、自分の好きなブランド、憧れのハイブランドへの勤務のチャンスもぐっとアップします。近年、雇用側としては正社員より雇いやすく、即戦力になる人材を多く求めているため、派遣社員は採用されやすくなっています。派遣社員として大手で働き、その実績を生かして正社員としてキャリアアップ転職ということにも有効です。
アパレル業では土日休みは不可能?
多くの方の想像通り、アパレル業界は休みが不定期のシフト制です。特に土日は、冠婚葬祭以外ほぼ不可能といえます。正社員は、アルバイト・派遣の出勤可能日・仕事量を見て出勤日を決めます。そのため、普段からの休みだけではなく夏休みやお正月、クリスマスなどの繁忙期は休みを取ることが難しいのが現実です。
もちろんアルバイトの方が取りやすいですが、派遣社員は正社員よりは休みは取りやすいと言えるでしょう。毎日生活していく上で、仕事というのはとても重要です。しかし、仕事ばかりでなくプライベートもきちんと楽しみたい。クリスマスなどのイベントも楽しみたいと思っている方には、派遣社員という働き方はとても魅力的な雇用形態といえます。
また、家庭を持つ主婦の場合、お子さんのイベントや学校がお休みの日などは仕事を休む必要があります。もちろんパートの方が急な用事やお子さんの風邪などに対応しやすいです。しかし、正社員よりはずっと土日の休暇を取りやすいです。子育て中の方向けに、土日休みが可能な雇用も増えてきています。
アパレル業界はシフト制が殆どですが、予め土日休みの雇用形態で登録しているのであれば、イレギュラーがない限り土日の休みをきちんと確保することができます。 つまり、土日祝日の休みが不可だと思われがちな業界ですが、働き方を考えればそれも可能であるといえます。
以上がアパレル業界で働く上のメリットです。 もちろんキャリアアップを目標とする方には向かない雇用形態だという方はわかっていただけたと思いますが、キャリアアップへのステップには十分な雇用形態です。自分の生活にあった働き方を見つけられるといいですね。