アパレル派遣で活かせる資格とは?無資格でも大丈夫?
アパレル派遣で働く場合、気になるのは資格ではないでしょうか。
資格があると確かに有利かもしれませんが、実際はそれぞれの派遣先ごとに考え方や資格を重視するかどうかは違ってくるようです。
ただ、持っておくと有利になる資格はいくつかあります。
また何の資格もない場合や、無資格ではどうなのか、という事も含めて紹介しましょう。
地方ならば通勤用の運転免許があると有利
まず、地方であれば通勤用の運転免許があると格段に有利になる傾向があります。というのも、都会ほど交通網が充実している訳ではありませんし、地方はそもそも交通網が無かったり、交通網が不便なことが少なくありません。
また、交通網が無いような離れた所へ勤務する可能性がある場合、通勤用の運転免許があると格段に働くお店の選択肢が増える傾向があります。
実はアパレルの場合は朝早いシフトや夜遅いシフトにも対応する必要があります。ですが、公共交通機関が動いているのはだいたいお客さんが来やすく帰りやすい時間帯が多いので、お店が開く前や閉店した後になると、そもそもお店への交通手段がない事も少なくありません。また、お店の立地上交通網がそもそも近くになかったり、アウトレットのお店などは特殊な場所にあるので自分で運転して通勤が出来ないと時間帯やシフトに対応できないことも少なくないのです。
このため、地方であればまず運転免許が必要になります。なお、これは通勤用ですし自分の車を準備する必要はありますが、AT限定でも構いません。誰かを乗せるのではなく自分が決められたシフトを守るために安心して通勤できるように、車の運転が出来るのなら問題は無いでしょう。
一方、都会の場合は無くても構いません。地方のアパレルショップはアクセスがいい所にありますが必ずしも公共交通機関が使える訳ではありませんので、気をつけておきましょう。
無資格でも問題ない派遣先は多い
ちなみに、交通に関する点を除けば、大体の店舗は無資格でも問題はありません。 基本的に無資格でも構わないとしているお店が多く、また特定の資格が必要な場合は資格手当などが支給される可能性もあります。
ですが、アパレルはやはりファッションを扱いますし、それらのセンスが重視されます。センスは資格によってある程度補うことは出来ても、やはり自分の日々のおしゃれやコーディネート次第で大きく変わるでしょう。
ちなみに問題がない派遣先には色々なお店があり、当然時給が高いハイブランドのお店も少なくありません。問題がない派遣先の場合はカジュアルショップばかりとは限らず、例えばジュエリーショップやアクセサリーショップ、インナーとなるランジェリーなどのショップも該当します。当然ハイクラスなお店もあり、そこまで重視されるようなものではありません。
それでは何が重視されるかというと、お店によっては違いますが、多くのお店は経験を重視します。このため、当然販売業務の経験者の方が有利です。特に売った商品が自分のお店で販売するものと近ければ近いほど良いとされており、例えば同じアパレル派遣でもジュエリー販売の経験者とファッション販売の経験者では違うようです。
また、その人のコーディネートを重視するお店や、雰囲気を見極めるお店もあります。未経験でも問題なく働く場合、雰囲気やお店の印象に合うかどうかをチェックします。
あるといいのは販売士とパソコンの資格
基本的に無資格でも働けるのがアパレルの良さではありますが、いくつかあると有利になるかもしれない資格はあります。
ひとつは販売士です。これは何かというと、何かを売る人のための知識やマナーを学ぶもので、3級から1級まであります。当然1級の方が難しく、難しい方がより評価されやすいでしょう。 ただ、販売士があると有利にはなりますが、必ず取得しないといけないというような義務があるわけではありません。
もうひとつはファッション販売能力検定です。 こちらは特にファッションアイテムを売ることに特化した検定で、こちらも3級から1級まであります。1級になるとショップ運営の知識も必要になりますので、少々難しいかもしれません。
また、一見すると販売とは違うかもしれませんが、実はパソコン関連の資格は好まれる傾向があります。 というのも、最近はパソコンを使って商品管理や在庫管理をする場合も多く、何かとパソコンが使えると有利になる部分が多くなっています。パソコンが使える事で選考で有利になったり、デジタルに対応している人材だと示す意味もあります。 ただ、万能である必要もないのです。パソコンの起動・終了や、ある程度タイピングが出来るという程度で問題はありません。中にはワードやエクセルが使えるといい場合もありますが、こちらも必須ではないのです。
たくさんのお店の求人をチェックしても、重視しているところはありません。 気をつけたいのは地方の場合は交通網の都合もあるため、運転免許があると有利になります。同時に販売士やファッション販売能力検定、パソコンの検定などを持っておくと有利になるかもしれません。